企業・経営理念

有史以来、人類の知的探究心によってサイエンスは大きく発展してきました。サイエンスとは物事の事象に関する普遍的な法則・原理を見い出すことであり、新たな科学的知見の上にさらに新しい発見が積み上げられます。このようなサイエンスの発展を推し進めるのは、人間の想像力です。

一方で、人類が直面する課題を解決する試みがエンジニアリングです。課題解決に当たっては、コストやリソースに関するさまざまな制約条件に囲まれますが、制約条件の存在があってこそ技術に磨きがかかります。エンジニアリングに求められるのは、たゆまぬ創造力です。

当社サイジニアは、science+engineering=scigineerを社名の由来としています。我々は、アカデミックな科学的アプローチと実践的な技術開発を同時に取り組むことが、新たなイノベーションを創出することにつながると考えています。

先人によってもたらされた人類の叡智は、次々と未知領域を開拓してきました。発明された技術によって人類の生活は豊かになりました。一方、その結果として、過去には存在しなかった新たな課題も生じています。情報化社会における課題の一つは、過剰な情報に囲まれて欲しい情報が見つけられないこと、さらに深遠な問題として、検索できない情報についてはその存在にすら気づけなくなっていることです。

我々は、想像力と創造力を結集しこれらの課題の解決を図ります。「サイエンスとエンジニアリングで21世紀の課題を解決する」――これが、サイジニアの企業理念です。

トップメッセージ

物理学や化学、生物学をはじめとする自然科学は、観察することに始まり、実際に験(ため)す行為を通じて検証、展開されます。一方で、数学や情報科学は、一般的に自然科学とは区別されて解釈されます。今日、情報科学が自然科学に含まれないのは、数学と同様、観察や実験を伴わず、人工的な体系の上に理論構築がされてきたためです。

しかし、情報化された社会、あるいは情報空間で生じている現象へ目を向けるとどうでしょうか。そこに参加する個人や企業は、それぞれの内部状態を持ち自律的に意思決定をしているにも関わらず、総体としては物理学や化学など自然科学の世界で古くから知られている自己組織化パターンと類似する様相が観測されるのです。すなわち、Webやインターネットは、今やただの人工物ではなく、21世紀に登場した新しいnatureであると捉えるべきものと考えられます。

サイジニアは、このような姿勢でWebから収集されるビッグデータ解析に臨んでいます。特に複雑系と呼ばれる学問分野の知見を活かして、対象を観察、モデルを検証しながら情報解析精度を向上させていきます。解析結果はすぐに実サービスによって評価され、結果がリアルタイムにフィードバックされることで、継続的に性能が改善する仕組みです。

また高度な運用技術で、月間数百億のクリックデータを解析するエンジニアリング能力も強みとしています。クラウド上に構築されたサイジニアの情報解析基盤Behavior Warehouse(TM)は、グラフ構造の大規模データを高速に処理する独自開発技術です。

我々は、サイエンスとエンジニアリングの両軸で挑戦を続けてまいります。


代表取締役CEO
吉井 伸一郎

日本学術振興会特別研究員、ソフトバンク・コマース株式会社(現・ソフトバンクコマース&サービス株式会社)情報システム本部研究開発センター長などを経て、2004年から北海道大学大学院情報工学研究科複雑系工学講座の助教授を務める。
複雑ネットワーク理論や機械学習を活用したビッグデータ解析技術は、日米で複数の特許を取得。2007年にサイジニア株式会社代表取締役に就任。工学博士。


これまでの沿革へ